読書感想文: ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー | Last More -斉藤泰一郎 ブログ-

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サッカー人として。

東南アジアでサッカー事業に取り組む日本人のブログです。





ぼくはイエローで

ホワイトで、

ちょっとブルー


を読了しました。



込み入った現在のいち地域社会の事情を、

爽やかな印象を感じるぐらいに

冷静な日常として描写されていて、



それは時に本の舞台であるイギリスの街を

飛び越えてグローバルに、はたまた子供の教育、

政治、個人のアイデンティティへときりこみ、



今を形づくるエッセンシャルな全てへの関わり

という、あまり前だけど見えづらい視点を

もたらして。



たとえば焼き鳥の肉というような

著者の自論も交え、込み入った話しだなと

敬遠しそうな社会問題が親近感を醸し出して

読み進めることができました。



海外で幼少を過ごし今でも日本を離れて暮らす

外国籍の身として共感できるところも多々あり、

はたまた子供達の可能性に心を揺さぶられ

未来への楽しみを感じたり、子育てという

親の素晴らしい時間とその責務に思いをはせたり。



改めて無知に気づかされ、

グリーンの色が

今までよりも少し好きになりました。